フランスを代表するメゾン、Dior(ディオール)は1946年の創業以来、卓越したクラフツマンシップとフェミニンなエレガンスで世界中の女性を魅了し続けています。中でもポーチは、バッグよりも軽やかにブランドの世界観を楽しめるアイテムとして人気が定着し、上質な素材と精緻なディテールへのこだわりにより“長く愛せる小さな相棒”として支持を集めています。
"大胆さとエレガンスでシルエットを完成させるプレシャス エッセンシャル"と謳われるとおり、ディオールのポーチは実用性と装飾性を両立させた点が大きな魅力です。柔らかなラムスキンやジャカード織りのキャンバスを用い、アイコニックなモチーフを纏わせることで、持つ人の所作にさりげない格を添えてくれます。
なかでも人気が高いのが、1999年に誕生したサドルバッグの遺伝子を受け継ぐ「SADDLE(サドル)」ラインのチェーンポーチです。あぶみを象った“D”のモノグラムメタルとアシンメトリーなフラップが放つ躍動感は、手のひらサイズになっても健在。チェーンを外せばクラッチとしても使えるため、デイからイブニングまで幅広い場面で活躍します。
キルティングのカナージュを現代的に再解釈した「DIOR CARO(ディオール カロ)」は、ハート型チェーンポーチなど遊び心あふれるバリエーションが人気です。1点につきおよそ18,000ものステッチで描かれる立体的なカナージュと、CDツイストクラスプが生む陰影が、コンパクトながら豊かな表情を演出。ストラップを外してバッグインオーガナイザーとして使うなど、多彩なライフスタイルに寄り添います。
ブランドのシグネチャーであるジャカード柄を存分に味わいたいなら、「DIOR OBLIQUE(ディオールオブリーク)」が最適です。1967年にマルク・ボアンが考案したこのモチーフは、近年のコレクションで再評価され、ポーチにも大胆に採用されています。布帛ならではの軽さと耐久性に加え、視認性の高いロゴパターンがコーディネートのアクセントとして活躍する点が、根強い人気を支えています。
このようにディオールのポーチは、メゾンの歴史を物語るデザインコードと現代の実用性が凝縮された小さなラグジュアリー。お気に入りのモデルを見つけて、日常に上質なときめきを添えてみてはいかがでしょうか。