CELINE(セリーヌ)は1945年にセリーヌ・ヴィピアナが創業したパリ発のメゾンです。現在はLVMHグループ傘下にあり、2025年よりマイケル・ライダーがクリエイティブ・ディレクターを務めることで注目を集めます。クリーンなシルエットとモダンなロック精神を両立させるメンズラインは、都会的でありながらエフォートレス。パーカーというカジュアルなアイテムにもメゾンならではの品格を宿します。
セリーヌのメンズ向けパーカーの最大の魅力は、上質なコットンフリースを用いた柔らかな肌触りと、程よくドロップさせたショルダーラインが生むリラックス感です。やや長めの着丈を採用した“ルーズ”フィットは、スウェットながらエレガントな縦のラインを保ち、大人のストリートスタイルを格上げします。
代表的なモデルが「Triomphe(トリオンフ)」です。パリの凱旋門を囲む鎖から着想を得たトリオンフモチーフを胸元に配し、ブランドのヘリテージをさりげなく主張。軽量なコットンフリースとメタルアグレット付きドローストリングにより、スポーティーでありつつジュエリーのような輝きも併せ持ちます。ジップアップとプルオーバーの二型を軸に、モノクロームやニュアンスカラーなどカラーパレットも豊富で、セットアップ風のコーディネートにも好相性です。
もう一つの人気が「Blason(ブレゾン)」コレクション。フランス語で“紋章”を意味するゴシック調のブレゾングラフィックを大胆にフロッキングし、ストリート感とクラシックを融合させました。特徴的なルーズシルエットはヒップが隠れるロング丈で、ドロップショルダーと相まって流れるようなドレープを形成。厚手ながら空気を含んだコットンフリースは、シーズンを問わず快適で、シンプルなボトムに合わせるだけで着こなしが完成します。
いずれのモデルにも共通するのは、ミニマルな設計と卓越した縫製による長期的な耐久性。シグネチャーを前面に押し出しながらも過度な装飾を省くことで、テーラードコートのインナーからデニムスタイルの主役まで幅広く機能します。クローゼットに一着加えるだけで、日常にモードの気品を添えてくれる稀有なメンズフーディと言えるでしょう。