クリスチャン・ディオールが1946年に創設したDior(ディオール)は、オートクチュールで培ったエレガンスと革新性をジュエリーにも落とし込み、メゾンの物語を首元に映し出してきました。ウォッチやバッグ同様、ネックレス・ペンダントでもアイコニックなシグネチャーを極上の素材と職人技で表現。控えめでも存在感を放つバランス、装いを選ばない汎用性、そしてタイムレスでありながら今を感じさせるアップデート——これらが世界中の女性たちを惹きつける理由です。
メゾンが掲げるキーワードは「幸運」「星」「イニシャル」。ホワイトクリスタルやレジンパールを用いた繊細な輝きと、アンティークゴールドフィニッシュの温かみ。華美に走らず、日常からフォーマルまで寄り添う上品さ。ディオールのネックレスは単品でも重ね付けでも美しく調和し、自分らしいスタイリングを楽しむ余白を残します。
主要モデルとしてまず挙げたいのが、Clair D Lune(クレール ディー リュヌ)。細身のチェーン中央に「CD」シグネチャーを配し、月光のようなホワイトクリスタルが静かな光を投げかけます。Petit CD(プチ CD)はミニマルなロゴを主役にしつつ、チェーンの長さやパールの有無など豊富なバリエーションで“デイリーの相棒”として愛されるコレクション。さらに、Dio(r)evolution(ディオレボリューション)は「D.I.O.R.」の文字を大胆に並べたコンテンポラリーな表情が特徴で、遊び心とモダンさを求める方に最適です。
30 Montaigne(30 モンテーニュ)はメゾンの本拠地アヴェニュー・モンテーニュの番地を冠し、パールグラデーションやクリスタルを配したクラシカル×モードの調和が魅力。ファインジュエリーの領域から派生したRose des Vents(ローズ デ ヴァン)は、コンパスローズと星をモチーフに“旅と幸運”を象徴。裏表で表情が変わるメダリオンがさりげなく揺れ、御守りのように身につける女性が増えています。
これら五つのモデルはいずれも人気作ばかり。ディオールらしいフェミニンさと洗練を宿しながら、それぞれが異なる個性を発揮します。シーンや装い、そして自分の気分に合わせて選べば、首元に纏うたび物語が深まるジュエリー。ディオールのネックレスは、時代を超えて輝きを継ぐ“永遠のベーシック”と呼ぶにふさわしい逸品です。