(エルメス)カレ90スカーフ《ある画家の宝物》大判 (30328511)
Les tresors d'un Artiste《ある画家の宝物》
ピエール・マリー(Pierre Marie) によるデザイン
カレにまつわるストーリー
エミール・エルメス コレクションの美しいアイテムのひとつをこのデザインの中心に据えたカレ。19世紀、ロマン主義の時代に制作されたこのカラーボックスは、絵画の対象を探しながら自然の中を歩く、野外スケッチの愛好家の持ち物と考えられています。構造と審美性にこだわって作り上げられたこのボックスは、趣味を通じて自然とのコミュニケーションを可能とする道具がすべて収められています。水彩絵の具、顔料を収めた瓶、封蝋、筆、木炭、ガチョウの羽、ポケットナイフ、削り道具、ものさし、真珠層と金メッキを施した銀のペーパーナイフ、大理石のパレット、ガラスをカットして作ったすりこぎ、小鉢…。そして1841年に初めて登場した“新しい”チューブ型の絵の具も忘れてはいけません。どの道具もが仕切りや引き出し、あるいはマチの部分に収まります。 レモンの木で作られたこのボックスの美は、その外見にだけではなく、考え尽くされたそのアイディアにもあるのです。
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