2018/02/11
いま新たに注目を浴びているDior(ディオール)
新しく生まれ変わったDior(ディオール)
ディオールは、1946年のメゾン創業以来、フランスのファッションブランドの先頭を駆け抜けてきたブランドです。
Dior(ディオール)が初めて迎える女性のアーティスティックディレクターとなったマリア・グラツィア・キウリ。
彼女は、変化への適応力、困難や成功に直面しても決して歩みを止めることのない強さを兼ね備えた人物でした。
また、常に自分の思ったことを言葉にし、言葉にしたことをやり遂げる行動力の持ち主でもあります。
マリア・グラツィア・キウリ
1964年生まれ。
90年代 「フェンディ」のデザインチームで10年間働き、アイコンバッグ“バケット”にも大きく貢献。
その後、「ヴァレンティノ」に17年在籍し、2007年アクセサリー部門のトップになり、翌08年にはブランド全体のクリエイティブ・ディレクターに就任。
2016年7月に「ディオール」のアーティスティック・ディレクターに就任。
エディ・スリマンによる《Dior Homme》大革命
モード界で天才と呼ばれる「エディ・スリマンによって、ディオール・オムのコレクションは、無駄な装飾やアート要素を排除し、街で着られるファッションに落とし込まれました。
身体にフィットする美しいシルエットと、服本来のディティールで勝負するという、簡単なようで難しいテーマでコレクションを成功させ、世界にセンセーショナルを起こし、一気にファッション業界を震撼させました。
その後、極度にタイトなシルエットのアウターやデニムは世界中で爆発的な人気を誇ります。
今となっては定番のスキニーパンツなどの細身スタイルはエディ・スリマンが作ったといえます。
独特の裾にクッションをためるロングレングスのデニムはヴィンテージファンをも唸らせる質の高いデニムです。
CHANELやFENDIなどでその手腕をいかんなく発揮したファッション界の神様とも呼ばれる、ドイツ出身のファッションデザイナー「カール・ラガー・フェルド」にもエディ・スリマンのデザインは魅了しました。
2007年任期満了により、クリエイティブディレクターを退任しましたが、
《ディオールオム》というブランドをトップブランドに押し上げた立役者といえるでしょう。
ストリート×モード×ラグジュアリーの新境地。
2008年からはクリスヴァンアッシュがデザイナー就任し、2018年で10周年。
当初は強豪ブランドに押され低迷が続いたものの、着実に進化を遂げてきました。
2017年6月24日にグランパレで開催されたショーには多くのセレブリティが集い、日本からは三代目J Soul Brothersのメンバー登坂広臣さんが招かれました。
エディ・スリマンが築き上げてきたこともあり、ディオールオムはロックマインドが非常に強いブランドでしたが、ストリートがモードに流れ込んできた昨今についにディオールオムも動き出します。
ラッパーの「エイサップロッキー」をモデルに起用することで、ストリートでも着られるラグジュアリーを新たに提案することに成功したのです。
スニーカーや、バックパックなどカジュアルなアイテムもモードに解釈し、ストリートのファンも新たに獲得している、いま注目のディオールから目が離せません。