BALENCIAGA(バレンシアガ)は、創業者クリストバルのクチュール精神を継承しつつ、現クリエイティブディレクターのデムナがストリートの感性を注入することで、現代モードを牽引しています。2024年秋冬コレクションでも示された大胆な実験性と確かなテーラリングは、日常使いのスモールレザーグッズにも息づき、上質さとエッジの共存が世界中の女性を魅了し続けています。
同メゾンの財布・小物は、フランス製またはイタリア製のカーフスキンを中心に使用し、繊細なエンボス加工や艶やかなメタルハードウェアでクチュールのDNAを表現。ロゴやシグネチャー金具を効果的に配しながらも薄マチ設計で持ちやすく、カードスロットの配置やスナップの開閉など実用面も練り上げられています。
「Cash(キャッシュ)」はブランドのロゴタイポグラフィーを正面に配したミニマルシリーズ。フラップ付きのロングウォレットから三つ折り、カードホルダーまで豊富に揃い、シーズンごとに登場するネオンカラーやメタリックも人気。シンプルながらレザーの質感と高密度ステッチが際立ち、初めてのバレンシアガ小物としても選ばれています。
「Hourglass(アワーグラス)」は同名バッグのアーチを想起させるカーブドラインと“B”モノグラムクラスプが特徴。チェーン付きウォレットやミニウォレットは、立体的なフォルムを損なわないよう内装を工夫し、手のひらに収まる彫刻的な存在感を放ちます。クロコ型押しやミラーレザーなど素材展開も多彩で、ジュエリーライクに携えられる点が支持されています。
「Everyday(エブリデイ)」は名の通りデイリーに寄り添うシリーズで、トートバッグの軽快さをそのまま縮尺したジップアラウンドウォレットが象徴的。控えめなロゴプリントと余白のあるレザー面が洗練を生み、ビジネスシーンでも浮かない万能さが魅力です。旧シーズンでは“Shopper”と呼ばれた時期もあり、現在はロゴ配置をアップデートしながら継続展開されています。
アトリエの伝統を感じさせるモーターサイクルディテールを再解釈した「Neo Classic(ネオクラシック)」は、ナッパレザーの編み込みハンドルや小ぶりのスタッズをミニウォレットにも継承。エイジド加工とシャープなフォルムの対比がファンを惹きつけます。一方、「Le Cagole(ル カゴール)」はY2Kムードのメタルリベットとハートミラーをアクセントにした遊び心が光り、コインパースからチェーンウォレットまでバリエーション豊富。いずれも小サイズながらブランドらしい存在感で装いを更新してくれます。