2020/09/12
[アントアネット・ポアソン]パリの新星美術修復家★
現在ではなかなか担い手がいないと言われる伝統工芸の後継者。
なんとフランスではいま若手の職人がどんどんでてきているのです。
伝統をそのまま受け継ぐというより
少し彼ららしいアレンジをする事により
斬新で、面白く幅広い年齢層に受け入れられる
クリエイティブな作品作りをしています。
ご紹介するアントアネット ・ポアソンの三人もそんな若者がクリエーター。
Julie Stordiaum, Vincent Farelly, Jean-Baptiste Martin は
フランス国立遺産研究所の保護遺産工芸修復員であり友人でした。
ある日三人は古いオーヴェルニュの邸宅の建設現で
剥がれた壁紙の下の層に隠れていた18世記を最後に途絶えてしまった
ドミノ紙を発見しました。
そしてなんと同時に何世紀にもわたって印刷され作られてきた
何百枚もの壁紙や、インク、印刷機も邸宅内にあったのです!
すぐに三人はドミノテリーと言われる壁紙の虜になり
貴族のものだった18世紀の装飾芸術を現代の人が日常使いし、楽しめるようにと
2012年にアントワネットポアソンを設立しました
アントワネット・ポワソンとはルイ15世の最愛の公妾として知られている
ポンパドール公爵夫人の本名、ジャンヌ アントアネット ポワソンから付けられました。
ポンパドール公爵夫人は
啓蒙思想家と親交を結んだり
芸術にも熱心で多数の芸術家のパトロンでもあり
彼女のおかげで優雅なロココ様式の発達に影響したといわれています。
ドミノテリー紙は現在の印刷技術で使用する
ロール状の壁紙を使うのではなく35x45cm という小さな紙の中に
美しい色柄を連続に描き
その小さな紙を一枚一枚張り重ねていくことで
大きな一面の壁紙を形作っていきます。
デザインはもちろんすべて手作業です
黒インクでデザインのふちを印刷をした後に
ステンシルで色を重ねて完成させます。
色数がおおいほど、価格もあがってくるのはこのためです。
すべて手作業で行われるため
一枚一枚仕上がりが違い表情がある
「世界に一枚」の作品となるのです。
最初の黒のすりは1日に100枚作成できますが
ステンシルで色を重ねたり
手書きで色をいれる工程もあるので
多くとも1日に5~6枚程度しか完成させることが出来ません。
昔の壁紙はロール紙ではなかった!
コラボ、コラボ、コラボ
ドミノテリーに魅力を見抜いたのは彼らだけではありませんでした
三人によって蘇った18世記のパターンは
数々のブランドも見せられ
様々なコラボレーションが生まれています。
ジアン社とのコラボ商品
グッチのコレクションに登場
香水のディプティーク
ディオールのため生地提供
南仏エクサンプロバンスのロゼエマリウス
また12月にはMonoprixとのコラボで食器、ベッドカバーそしてアパレルも始まるなど止まる事を知りません。すばらしい伝統芸術を身近にしてくれる三人に感謝です。
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- 有効期限
- 2020/09/18 23時00分まで
- 最低利用金額
- 15,000円以上
- 対象カテゴリ
- ライフスタイル » インテリア雑貨 » キャンバスアート・絵画