ナイキが展開するスニーカーの中でも、不動の人気を誇るエアマックスシリーズ。そんなエアマックスは、ソール部分に独自のクッショニングシステムである「AIR」を搭載しているのが最大の特徴です。また1987年に誕生した「エアマックス1」を始め、95や97といった数々の名作モデルを生み出しているところも特徴の1つ。特に1995年に発売されたエアマックス95は、発売当時あまりにも人気が高く「エアマックス狩り」と呼ばれる社会現象を起こすほどスニーカーシーンを盛り上げたことでも有名です。
そのモデル名の通り、エアマックスシリーズの最初のモデルとして1987年に発売されたエアマックス1。今ではお馴染みのデザインとなっている『ビジブルエア』が最初に搭載されたモデルです。その斬新な発想によりスニーカー市場で大成功を収め、「エアマックスデー」と称されるエアマックス1の発売日"3月26日"には、毎年スペシャルモデルの発売やイベントが行われています。
1987年に発売されたエアマックス1、1989年発売のエアマックスライトに続く3代目エアマックスとして1990年にリリースされたエアマックス90。細部にプラスチックパーツを組み合わせ、新たな時代を感じさせるデザインで支持を集めているモデルです。オールホワイトやブラックといった使いやすさ抜群のモデルから、複数のカラーを組み合わせた存在感溢れるモデルまで、豊富なバリエーションで展開されている点も人気のポイント。
1995年に発売されたエアマックス95は、エアマックスシリーズで初めて前足部のエアも可視化された1足です。そのビジブルエアに加え、人体解剖学の本からインスピレーションをうけ、ヒトの皮膚や筋肉、肋骨をイメージしてデザインされたグラデーションのアッパーも、エアマックス95を象徴するデザインとして親しまれています。これまでにない斬新なデザインで爆発的に人気を集め、「エアマックス狩り」と呼ばれる社会現象を起こすほどスニーカーシーンを盛り上げたことでも有名です。
フルレングス・ビジブルエアと呼ばれる、ヒール全周に渡ってビジブルエアが搭載されたエアマックス97(通称:サイバーマックス)。オリジナルカラーである「シルバーバレット」は、日本の新幹線の形状からインスピレーションを受けており、東京の町並みを撮影しているときに閃いたと言われています。
1999年に発売されたAIR SUNDER MAX(エアサンダーマックス)をリネームし、2024年に復刻を果たしたハイテクモデル、エアマックスサンダー。シューレースを覆うジップやビビッドな色味のアッパー、サイドに配されたリフレクティブ素材といった近未来感溢れるルックスが大きな特徴です。また、世界中のナイキオフィスで使われている電話番号の下4桁で、キーパッドで「N-I-K-E」と入力するときに使用するキーでもある「6453」の数字がシュータン部分に隠されているところも必見のポイント。
エアマックスプラスは、「マップラ」の愛称で親しまれ、スニーカーファンの間で隠れた名作とも称されるモデルです。ミッドソールには、エアの中に半球状のプラスチック樹脂を組み合わせた「Tuned Air(チューンドエア)」と呼ばれる耐衝撃性に優れたクッショニングシステムを採用。高い機能性に加え、メッシュとラバー素材を組み合わせたハイテク感溢れるルックスでも人気を集めています。
従来のエアマックスシリーズがランニングシューズとして作られてきたのに対し、初めてライフスタイルシューズとして開発されたエアマックス270。厚さ32mmを誇る大容量エアソールが最大の特徴で、そのエアソールが実現するソフトな履き心地に定評があるモデルです。またスウッシュはシュータンの他にサイドやつま先部分など随所に配置されていますが、他のエアマックスシリーズに比べ、小ぶりで主張が控えめなところもさりげないポイント。
エアマックスシリーズの中でも最大容量のエアユニットを搭載したエアマックス720。エアマックス270の厚さ32mmを更に上回る38mmのエアユニットで、これまでにないクッション性と快適さを生み出しています。アッパーは自然からインスピレーションを得た独創的なデザインで、光が当たる角度によって色合いが変化するモデルが多く展開されているところも特徴の1つ。
初代エアマックス誕生から30周年を迎えた2017年3月26日に発売されたエアヴェイパーマックス。「エア」「ミッドソール」「アウトソール」全てを一体化した、ナイキエア史上もっとも軽量かつ柔軟なソールユニットで、空中を走っているかのような履き心地が実現されたモデルです。その革新的なソールユニットは、エアマックス95や97、プラスといった他のエアマックスシリーズのアッパーと融合され、派生モデルも数多く作られています。
サソリの尻尾に着想を得た大型のバブルエアユニットを搭載したエアマックススコーピオン。厚底でボリューム感のあるルックスと、これまでに無い優れたクッショニングで人気を集めています。またフライニット素材のアッパーによって実現された、靴下を履くような抜群のフィット感も見逃せないポイント。
ナイキエアを初めて搭載したモデル「TAILWIND(テイルウィンド)」からインスピレーションを受け、現代的にアップグレードされたエアマックスTW。エアマックスプラスと同様の「Tuned Air(チューンドエア)」やアッパーの放射状のライン等、90年代のランニングシューズを彷彿とさせる近未来的なデザインが特徴的な1足です。
オリジナルモデルは1991年に「エアマックス4」として登場したエアマックスBW。それまでに発売されたエアマックスシリーズよりも、ビジブルエアのウィンドウが大きくなったことから"BIG WINDOW"と呼ばれ、1992年の秋冬モデルからは「エアクラシックBW」に名称を変更し、現在は『エアマックスBW』としてリリースされています。独特なボリューム感のシルエットが特徴で、2021年には30周年を祝したスペシャルモデルが登場しました。