近年ロゴデザインが主流になって来ている中で、創業当時の古き良きマルジェラの魅力を感じさせてくれると人気が再燃しているのが「ドライバーズニット」です。八の字ライダーズジャケットなどと同じようにマルジェラ創業期からあるザ・定番アイテムで、ロゴやブランドネームのないシンプルなデザインが特徴。厚みのあるローゲージのウールを採用しているので保温性も抜群。オールリブで伸縮性に優れているので着用時のストレスも感じにくくなっているのも嬉しいですよね。シンプルが故にどんなアイテムとも合わせやすく、ダウンベストやコートなどを上から羽織ってレイヤードしても格好良く決まります。
スーツのようにラペルがないので、カーディガンのようにカジュアルに羽織れるというのが人気の理由。襟だけでなくボタンすら排した仕様が、マルジェラらしいミニマルさを正に体現していると言っても過言ではありません。ドレスとカジュアルの間にある様な絶妙なデザインという事もあり、Tシャツやデニムなどのカジュアルコーデと相性が良いのはもちろんですがシャツやスラックスなどのドレッシーな着こなしとも合わせやすく、1枚あれば様々なシーンで活躍間違いなしの優秀なアイテムです。最近のコレクションではこちらのアイテムから派生して、ノーカラーのデニムジャケットも登場しておりますので、気になった方はそちらもお見逃しなく。
トレンドに左右されずいつの時代も自信を持って着られるニットアイテムをお探しならば、マルジェラのエルボーパッチカーディガンとセーターは見逃し厳禁。マルジェラらしいプレーンな見た目に、肘部分に備えたレザーパッチがワンポイントになっているのが特徴です。数あるマルジェラのニットアイテムの中でも、特にカラーバリエーション豊富に展開されているというのが一押しポイント。多少ゆとりはありますがどちらかというとジャスト目のサイズ感なので、オーバーサイズで着用されたい方はいつもよりワンサイズ上のものを選ばれることをおすすめさせていただきます。
マルジェラを語るうえでは欠かせない名作の1つである「5-ZIP LEATHER JACKET」。ジップの形が「ハの字」に見えることから、一般には「ハの字レザージャケット」という名称でも知られているアイテムです。デザインこそ1998年に初めてリリースされてから大きく変わることないアイテムですが、時代によってレザーの種類が異なるというのが興味深い特徴でカーフレザー、ラムレザー、スエードなどなど様々な素材で展開されてきました。最近のコレクションではゴートスキンが主流になっている様で、数あるレザーの中でも特にタフで型崩れに強いという事からも長く愛用されたいという方にピッタリ。
その名の通り日本の足袋(タビ)からインスピレーションを受けた、今日までブランドの顔としても知られている逸品です。その歴史も古く1988年におけるマルジェラのデビューコレクションで最初に歩いたモデルが履いていた事でも知られており、長い歴史をブランドと共に歩んできた紛うことなき銘作の1つ。初登場から20年以上たった今でも毎シーズン登場するザ・定番アイテムで、ヒールがあるタイプと無いタイプの大きく2種類で展開されております。
ヴィンテージアイテムを再解釈し、新たにデザインする「Replica(レプリカ)」というラインから展開されているジャーマントレーナー。70〜80年代に西ドイツ軍が使用していたトレーニングシューズから着想を得て誕生したジャーマントレーナーは上品かつクラシカルな雰囲気を演出しており、あえて飾らない大人の足元にふさわしいローテクスニーカーです。ラムスキンやカーフレザーのスウェードパーツ、レザーのインソール等を贅沢に採用した同シューズは、他のブランドからリリースされているジャーマントレーナーとは一線を画す高級感に溢れています。上質な革を用いているという事もあり、履くほどに馴染んでいくので自分だけのスニーカーを育てる楽しみも感じさせてくれるはず。オリジナルのジャーマントレーナーに忠実な白色ベースのものだけでなくペンキの加工が目を引くものもあったりと、デザインが豊富なのも良いですよね。