2017/03/09
ミケーレが贈る“ジェンダーレス”と“折衷主義”~GUCCI~
創設者はグッチオ・グッチ(Guccio Gucci)
1921年、フィレンツェにレザーグッズ専門の
ファクトリーとショップをオープンさせたのがブランドの始まりです。
数年間で成功を収め、1973年には工房を拡張。
ホースビットなど乗馬の世界からインスパイアされたアイコンを発案し、
グッチというファッションハウスと革新を続ける設計美学の永遠のシンボルとなりました。
近年のグッチはトム・フォード、アレッサンドラ・ファッキネッティ、ジョン・レイと
短い期間でのデザイナーの交代が続いたのち2006年に
フリーダ・ジャンニーニがクリエイティブディレクターに就任。
ジャンニーニはおよそ10年にわたって、gucciを牽引しました。
しかし、2015年、フリーダ・ジャンニーニが電撃退任
後任が誰になるのか、フリーダのラストコレクションを見ることはできるのか、
ショーの開始ギリギリまで関係者たちのウワサ話が絶えませんでした。
そんな中、陣頭指揮をとったのが彼女の右腕として活躍してきたアレッサンドロ・ミケーレ。
新生「グッチ」は、フリーダの面影を一蹴した“ジェンダーレス”という
新概念によってセンセーショナルに幕を開けます。
以後、フォードが築き上げた強烈さと、フリーダが生み出したフェミニンを
中和させたジェンダーレスなコレクションを発表しノームコアやミニマリズムといったムードを一気に変え、
新しい「グッチ」が時代の流れを作ったのは周知の通り。
新生「グッチ」を語るうえで頻繁に耳にする単語が“ジェンダーレス”と“折衷主義”。
女性が男性の格好をしたり、男性が女性の格好をしたりといったコレクションは、
トム・フォードとフリーダ・ジャンニーニが築き上げた「グッチ」=イタリアらしい
豪奢でグラマラスなブランドという図式を刷新。
また、クラシックとストリートなど、相反するものを掛け合わせたスタイルも確立してます。
ギークな眼鏡や、タペストリーのようなプリント、強烈な柄と柄の組み合わせなど、
ミケーレが提案した数々のスタイルはアイコニックであり、ジェンダーレスの概念は時代とリンクます。
今季のテーマ「THE ALCHEMIST'S GARDEN」
ガーデンに生息する花々、昆虫類、動物たち。
グッチを象徴するGGやウェブといったモチーフとブランドロゴ。
ミケーレをこれまで支えてきたアイコンたちが溢れています。
視覚的な華やかさ、ミックスマッチによる大胆さ、世代・性別・国境といった
ボーダーを越えた奔放さが招く、強烈なインパクトと鋭い個性
心からデザインを楽しんでいるミケーレによって生み出される世界観が
これからもファッショニスタを魅了し続けることでしょう。
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